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ユケの卒業後も2012年に向けて再出発を宣言!BiS念願のリキッドワンマンの舞台に立つ!ワンマンライブ「IDOL is DEAD」[11/12/27 20:00]

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ユケの卒業後も2012年に向けて再出発を宣言!BiS念願のリキッドワンマンの舞台に立つ!ワンマンライブ「IDOL is DEAD」

ソロシンガーとして活動してきたプー・ルイが、2010年10月音楽配信サイト「ototoy」でアイドルユニットへの転身を発表してから1年余り。初めはそれすらほとんどニュースに取り上げられなかったアイドルユニット「BiS」がプロジェクト開始当初から目標としていた恵比寿リキッドルームでのワンマンライブ「IDOL is DEAD」を2011年12月20日ついに開催!3月のデビューから約9ヶ月、外には斬新で過激な行動で話題を振りまき続け、内でも紆余曲折を経てようやくたどり着いたリキッドルームのワンマンはBiSの2011年を締めくくる集大成!...となるはずだったがライブはオープニング直後のナカヤマユキコの卒業宣言から始まった。

アーバンギャルドによるオープニングアクトが終わった20時ほぼ定刻、ステージの幕が開き、スライドを使ったオープニングメッセージと共にBiSワンマンライブ「IDOL is DEAD」がスタート。
1曲目に披露したのは「nerve」。いきなりの代表曲からのスタートにファンも一気に盛り上りこのまま勢いづくかと思った直後、ユケことナカヤマユキコから年内でのBiS卒業が発表された。近々のユケの様子を見て薄々感づいていたコアファンもいたようだがそれでも「まさか」の発表。
実際その事実を把握していたのはメンバーを含むほんのごく僅かのスタッフだけだったらしい。

卒業発表後の沈んだ空気を自ら振り払うように「でも今日はめでたい日、楽しい日なので最後まで楽しんでいきましょう!今言ったことは忘れていいよ〜〜!!」と言い放って2曲目の「パプリカ」へ。メンバーとファン全体が激しくヘッドバンキングを繰り返す「パプリカ」もこの日は直前に飛び込んできた衝撃の発表を振り払う役目も担うことになったようだ。

「nerve」「パプリカ」でスタートしたワンマンライブは続けてファーストアルバム「BiS」のオープニングトラックでライブでも定番曲の「Give me your love 全部」そして「BiS=全裸」の代名詞となった1ndシングル「My Ixxx」と、出し惜しみ感ゼロのセットリストを展開。
2011年4月に中野 heavysick ZEROで行われたファーストワンマンライブでプー・ルイは「私たち持ち曲が13曲しかないから!」と語り「nerve」を3回連続で繰り返した(アンコールでもやったので全部で4回)。しかし当時と比べBiSのレパートリーも格段に充実、わずかの8ヶ月の間にもかかわらずBiSの成長は形となって目の前に繰り広げられていた。

最初のMCは自己紹介のみとコンパクトだったが、のんちゃんことヒラノノゾミから「ですとろーい!」の言葉がこぼれるなど高揚感は隠し切れない様子。そしてそのままの勢いで中盤へとなだれ込んだ。中盤はBiS最初のリリース楽曲「太陽のじゅもん」。さらに「マグノリア」「gugigi」「animal」と夏以降の楽曲が重なる中にプー・ルイソロ時代のカバー「I'm coming」が入る懐かしさと新しさが入り混じったセットリストでフロアを更に盛り上げる。

そして2度目のMCでプー・ルイから残り3曲であることが告げられると「えぇ〜」「今来たばっかりw」という声が一斉にあがる。そしてこのタイミングでメンバーひとりひとりからのコメントを披露。

みんなの顔を見るまで超不安で、楽屋でもずっと叫んでたんですよ。こんなに集まってくれるとは思わなくて本当に感動ました!」とユケが語ると、ユフは「ガラガラだったらこのままBiS解散になっちゃうんじゃないか?とか色んなプレッシャーがあって...でも明かりがついてみんなの顔をみたらよしっ!って思いました。いぇい!って感じです!」とこみ上げる感情を整理しきれない様子。さらに「私は...ストーカー気質があります!」と謎のカミングアウトをすると盛り上がった客席から「STKコール」が沸き起こる(STKはストーカーの略)。
マイペース担当ののんちゃんでさえ「いまだに自分の身に置きていることがよく分かりません。たぶん長い夢を見ているんだと思います!」と興奮気味に語り、最後にプー・ルイは「誰か泣くかと思ってたけど、誰も泣かないね。最初泣きそうになったんだけど楽しくなってきちゃって...本当にリキッドルームが埋まるなんて思ってなくて...支えてくれるスタッフやメンバー、あと本当に本当に本当に研究員さんね...って思ってるよ(笑)1年間いろいろあったんですけどここまでやれてきたのは研究員さんたちのおかげなので...みんなホントにホントに大好きでーーーす!」と感謝々々メッセージ。

そんなMC明けの最初に披露された「ウサギプラネット」。おそらくこの曲がユケにとってBiSでの最後の作詞の曲。さらにユケのソロパートで始まる「ウサギプラネット」はこの日初めてリキッドルームに訪れたウェットな時間だったかもしれない。そんな感傷的な雰囲気に続いたラスト2曲は「BiS」と「primal.」。最近のBiSへの評価としてよく聞かれる「エモい」という言葉を最も表しているのはきっとこの2曲だろう。ファーストアルバムに収録されているで「BiS」で「いかなくちゃ 輝くあの未来に」と歌ったのは希望よりも決意の表れだった。そんな「BiS」に2011年を締めくくるシングル「primal.」は「振り向かずに駆け抜けてきた」とアンサーを返す。BiSの一年間を集約するようなクライマックスの2曲はファンの大声援にも支えられ本編のセットリストを終えた。

本編終了後、アンコールに応えてBiSはクリスマスの衣装で再登場し、CHAGE and ASKAのカバー「YAH YAH YAH」を披露。曲中に観客のクラウドサーフが起きるほどの盛り上がりを見せる。「アイドル」「チャゲアス」「クラウドサーフ」。全くつながらないはずのワードが眼の前で1つになる光景はこれまでBiSのライブで何度も見てきたが、この日また新たなシーンが書き加えられた。
大熱狂の「YAH YAH YAH」の後、プー・ルイが「BiSちゃん1回のライブで着替えられるようになりました〜〜!」と無邪気に話す。この言葉もBiS9ヶ月の成長の証。おそらくプー・ルイがワンマンでファンに見せたかったBiSの姿の一つだったのだろう。

そして衣装に合わせたクリスマスソング「KFC」でほんわかしたクールダウンを演出すると、ユフのソロダンスとユケの大絶叫が見せ場の通称"マジ変態ソング""マジ変態純愛ソング"(←作詞者の強い意向により修正)「eat it」を披露。さらに立て続けにオープニングナンバーの「nerve」を再演。何度繰り返しても上がる一方の「nerve」はここでも大盛り上がり。

そしてアンコールの最後に用意されていた「レリビ」。この曲の大サビで巻き起こるサークルモッシュはこれまで数々のライブで初見の観客たちの度肝を抜いてきた。その最高の再現を期待したがリキッドルームでの「レリビ」はサークルモッシュすらままならないほどの人の密度。気持ち良さげにステージをぐるぐる回るBiSの4人とは対照的な光景だったがワンマンの盛り上がりを象徴する非常に印象的なシーンだった。

アンコール終了後もファンの熱気は全く収まらず再びコールが続く。すると突然リキッドルームにサイレンが鳴り響きそれと共にプー・ルイ、ヒラノノゾミ、テラシマユフの3人が再登場。やや呆気に取られたファンを前にプー・ルイが「ユケは抜けてしまいますけど私たち3人は続いていくのでこれからもよろしくお願いしまぁっす!!!!!」と大絶叫。
「それでは聴いてください"タイトル未定"!」と言って披露されたのは3人だけの新曲。3人はユケに内緒で練習をしてこの日に備えていた。ほぼ全ての人が初めて聴く楽曲ながら所々聴こえてくるフレーズにはユケへのはなむけの言葉が散りばめられていた。(この曲の間、ユケは舞台袖で大号泣していたらしい)

BiSはこの2011年、「primal.」の歌詞通り振り向かずに駆け抜けてきた。そんなBiSを追いかけてきたのファンの多くもこの日のワンマンライブはBiSにとって一度着地をする場所、ファンと一緒にひと段落する場所と考えていただろう。しかしそんな想いは冒頭で発表されたナカヤマユキコの卒業宣言で大きく崩れ、気持ちの整理のつかせる間もなく3人は新しいBiSのスタートを切ってしまった。ダブルアンコールで披露した「タイトル未定」の出来はおそらく本人達も納得していないだろうし、贔屓目に見ても完成と呼ぶにはほど遠かった。ただそんな状態でもファンに対して前に進む意志を見せたBiS。
思い返してみればのこの1年、BiSの完成した姿、100点満点な姿はほとんど見たことがなかった。不恰好でも非難されてもひたすら走り続ける...もしかしたら最後のパフォーマンスこそがこの日一番BiSがBiSっぽかった瞬間だったのかもしれない。

記念すべきワンマンのステージで最高のライブを繰り広げたBiS。そしてユケの卒業という触れたくない現実を無理やり隅っこに追いやって全力でライブを応援し楽しんだファン。想いは複雑に交錯しながらもBiSのワンマンライブ「IDOL is DEAD」は大成功のうちに終了した。




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全ての演目が終了し、リキッドルームは既に終演を告げるBGMが流れていた。
それでも鳴り止むことのないユケコール。

ダブルアンコールまでは想像していた人もいたかもしれない。ただその先は誰の予定にもない未知の空間。ファンのユケに対する想いだけが時間をつないでいく...。このまま終わる?終わらない?期待と言うより願いに近い切迫した緊張感が延々と漂い続く中、BiSが4人でステージに姿を見せた。涙で顔を真っ赤に腫らしたユケは支えがないと立ってられないほどに泣き崩れている。

「みなさん、今まで本当にありがとうございました。これからは私もBiSを応援していくのでみなさんもBiSちゃんの応援よろしくお願いします」

涙声で振り絞るように語ったユケからのメッセージ。そんなユケを温かい拍手で見送るファンの姿。それがこの日リキッドルームで見た最後のシーンだった。


BiSワンマンライブ「IDOL is DEAD」了。

BiSのリリース情報

¥ 1,629 / 2011/12/21
¥ 1,500 / 2011/12/21
¥ 1,500 / 2011/08/03
¥ 2,477 / 2011/03/23

BiSのライブ/イベント情報

ナカヤマユキコラストライブ


SHELTER 20th ANNIVERSARY『THE FINAL OF 2011〜第1部〜』
2011/12/31
OPEN 14:00 / START 14:30
ADV¥2,000 / DOOR¥2,500
出演:
BiS
KEYTALK
昆虫キッズ
イツエ
Lコード:79733

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