2011年のアイドルシーンでセンセーショナルな話題を次々に繰り出し、一番の注目を浴びたと言ってもいい「BiS」。12月20日にはその締めくくりとなる恵比寿リキッドルームでのワンマンライブ「IDOL is DEAD」を控えているBiSのメンバー4人にフィーチャーしたスペシャルインタビュー。一人目はライブでのダイブや攻撃的な言動でBiSの特攻隊長として4人の先頭を走り続けたナカヤマユキコ。BiSの楽曲と活動を振り返りながら普段のイケイケな姿の裏に垣間見える心の揺れと葛藤、そして彼女がBiSの一年の活動を通じて感じた「青春」を語る。
- INMUSIC
- ユケさんにとってのBiSの活動を振り返ってもらえればと思うんですが、まず楽曲に関してBiSの曲の中でユケさんがものすごく光る曲があると思うんですが...。
- ユケ
- え〜、そうですかね!?
- INMUSIC
- 例えば「YELL!!」とか「Spoon」がその代表曲だと思うんですが、それらの曲について何か思ってることはありますか?
- ユケ
- 私ってBiSの中ではメインボーカル的な位置じゃないんで、BiSの曲で最初に思い浮かぶのってプー・ルイの声とユフちゃんの声なんですよ。だからライブでも自分の声がたくさん入ってる曲があると違和感があるんですよ。なんだかBiSの曲じゃないような感じがして...。
- INMUSIC
- と言うことはこの2曲に関しても?
- ユケ
- なんか違うなーって思っちゃうんですよね。自分が歌ってると。
- INMUSIC
- 実際のユケさんの音楽の趣味に合う曲って言うと「スプリットブレインシンドローム」とか今回のシングルに入ってる「eat it」とかかな?と思うんですがそれらの曲についてはどうですか?
- ユケ
- 好きですね。でも私がBiSのなかで一番好きな曲って「My lxxx」なんですよ。
- INMUSIC
- 「My lxxx」もユケさんが前に出てる曲では...あ、ユケさんにとってはそっちの方がしっくりくるんですね、なるほど。ただシングルに入ってる「ウサギプラネット」もユケさんがすごく光る曲だと思うんですが。
- ユケ
- あーはい。へへ(笑)
- INMUSIC
- あの曲は作詞もされてますが詞を書くのは好きですか?
- ユケ
- 好きですね。ずっと書いてたんで。
- INMUSIC
- 書く時に参考にしてるものとかあるんですか?
- ユケ
- それ、すごく聞かれるんですけどないんですよ。「Spoon」とか「ウサギプラネット」とかって独特な世界観があるじゃないですか。スタッフの人に「ああいうのって自己啓発系(?)の本とか読んでるの?」って言われたりするんですけど、むしろ本とか読まなすぎるのがああいう風のが書けちゃうんだと思います。
- INMUSIC
- もし何かあるとしたらなんでしょう?例えばマンガとかゲームとか...。
- ユケ
- 基本的には歌詞書く時は映像やイメージを思い浮かべますね。その頭に浮かんだものがテーマになって合う言葉を出てくるんだと思います。
- INMUSIC
- 「ウサギプラネット」はどんなイメージでした?
- ユケ
- 歌詞はこの曲用に3つ書いたんですよ。その時一番最初に浮かんだのが「ほらごらん 大きな月 ウサギ2匹」ってフレーズでそれは3つの歌詞とも同じだったんですけどその中で「ウサギプラネット」が選ばれた感じですね。
- INMUSIC
- ユケさんの音楽的な趣味と聴いていて「ユケさんっぽい」と感じる曲にギャップがあるのが前から面白いなぁと思ってたんですが、ユケさんは歌うことに関して周りの人からよく言われることはありますか?
- ユケ
- レコーディングの時に松隈さんに言われるのが低い声?ちょっとウィスパーがかったような。あと今回の「ear it」のデスボイスっぽい声ですかね。それがメンバーの中で出せるのが私だけしかいないので。あと「マグノリア」とか「Over the Future」のシャウトっぽい感じのはいいって言われますね。
- INMUSIC
- それを褒められるのは嬉しいですか?
- ユケ
- 嬉しいですね。私はBiSの曲の中ではどっちかと言うと「飛び道具」的な所があるので、そう言う使い方してもらって全然いい感じですね。
- INMUSIC
- では次にBiSでの活動について聞きたいんですが、ユケさんはこれまでBiSの一番前に立ってやってきたんだと思うんです。自己紹介の通り「コケても、滑っても前に進むぜ」って感じで...あと僕のメモには「戦って、悩んで、傷ついて、一番凹んできた」って書いてあるんですけど(笑)
- ユケ
- (笑)そうですねー。
- INMUSIC
- 一番ファンとも戦ったのはユケさんだったんじゃないかと思うんですが。
- ユケ
- 実はたぶん私ってメンバーの中で一番「気にしい」なんですよ。こんな性格だからあまりそうは思われないんですけど。だからガンガン言ってくるファンの声も結構気にしちゃうんですけど、言い返せるのも私しかいないと思うんで「ここわ言わんとあかん!」っていう時は言うし、物販でケンカになることもありましたね。プー・ルイも最初は私が「気が強そうだから選んだ」って言ってたんですけど、実際はそうでもなかったって言われました。
- INMUSIC
- BiSの中で一番キャラクターを演じてたのもユケさんだったと思うんです。その分、内面的な起伏も一番激しかったのもユケさんなんじゃないかな?って。
- ユケ
- 「ユケは特攻隊長だ!!」って言われて全てをノリとテンションと勢いでやってみたんですけど、私BiSになるまでダイブもしたことなかったんですよ。で、「飛べ!」って言われた時にすごい焦ったんですけど、飛んだらダイブキャラがついちゃって...。でもそれが私のキャラだから「やるでやるで〜」みたいな感じでやってきたなとは思いますね。
- INMUSIC
- でも演じていた分、自分が誤解されてるんじゃないか?って感じたり、前に出ることが怖くなった時期もあったんじゃないかな、って思ったんですが。
- ユケ
- ありましたねー。喋らないし、歌わないしって時期が。
- INMUSIC
- 「歌わない」って言うのは?
- ユケ
- 元々BiSは半出し(=ライブでボーカルを半音量だけ出す)なのと、あと元々私はサビの部分は歌ってない曲が多いんですよ。それもあって「私、歌わない方がいいのかな」って。
- INMUSIC
- それはいつ頃?
- ユケ
- 初めて生演奏で完全生声ってライブがあったんですけどそのリハーサルの時に、私の声は浮くしデカいって言うのを指摘されて...。「それなら別に...」って歌わなかったり、MCやインタビューでも全く喋らなかったりってことがありましたね。
- INMUSIC
- そんな事があったんですね。ただBiSってユケさんが先頭を走った分だけ前に進んだグループだと思うんですよ。
- ユケ
- あー、はい(照)
- INMUSIC
- その演じてた部分も含めてコアなファン、ユッケジャン(=ナカヤマユキコファンの総称)の人は分かってると思いますよ。
- ユケ
- 知...ってるんですかね?
- INMUSIC
- 「primal.」のPVでも結構センセーショナルな映像が出てて、その事に「ごめんなさい」ってツイートしたユケさんにユッケジャンの人はフォローも早かったりするじゃないですか。あれができる人たちっていうのはユケさんの演じてた部分も見えてるんだろうなって。
- ユケ
- (照笑)
- INMUSIC
- 改めてBiSでやってきたこの1年はどうでしたか?
- ユケ
- あっという間でしたね。特にこれって言うのはないんですけど...濃かったですね。濃いしあっという間。若干疲れてた時期もありましたけど、でも楽しかったです。
- INMUSIC
- たぶんBiSのこの1年ってもう2度とない1年なんじゃないかと思うんですよ。それをすごく強く感じたのがハロウィンのイベント後に明け方に4人で下北を歩いているのを撮影させてもらった時で...。いいなぁ、青春だなぁって(笑)
- ユケ
- (爆)でも、分かります。私もBiSに入って初めて青春を味わった気がしました。BiSのこの1年は私の青春でしたね。
- INMUSIC
- では、12月20日のワンマンに向けてのお話なんですが「IDOL is DEAD」というワンマンのタイトル。それを最初に聞いた時、ユケさんはどんなことを思いました?
- ユケ
- 初めて聞いた時は「BiSのアイドルの部分が死ぬ」って事だと思ったんですよ。ファンの人からも「BiSがアイドルじゃなくなる」って反応が多かったんですけど、どっちかと言うと「BiSが新しいアイドルの形を作ることでそれまでのアイドルの形を変える」っていう感じなのかな?って。
- INMUSIC
- ワンマン当日はどんな風に迎えると思いますか?
- ユケ
- 気がついたらリキッドの日になってると思います。
- INMUSIC
- ではワンマンが終わった後のユケさんはどうなってると思いますか?
- ユケ
- 燃えカスです(笑)完全に燃えカスになってると思います、私。
- INMUSIC
- その後のことで考えてることってあったりします?
- ユケ
- ないです!ないんですよ。最近良く聞かれるんですけどホントにないんですよ(笑)
Vol.1 BiSインタビュー「IDOL is DEAD ナカヤマユキコの場合」
Vol.2 BiSインタビュー「IDOL is DEAD テラシマユフの場合」 Vol.3 BiSインタビュー「IDOL is DEAD ヒラノノゾミの場合」
Vol.4 BiSインタビュー「IDOL is DEAD プー・ルイの場合」
BiSワンマンライブ「IDOL is DEAD」
オープニングアクト アーバンギャルド
2011年12月20日(火)
東京都 恵比寿LIQUID ROOM
OPEN 19:00 / START 20:00
前売り:3000円(ドリンク別)当日:3500円(ドリンク別)
(オールスタンディング)
チケット発売
ローソンチケット Lコード 78076 (発売中)
ぴあ Pコード:154-793 (発売中)
e+(発売中)
入場順は ローソンチケット及び手売りチケットの平行入場→ぴあ→e+



















