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★STAR GUiTAR リミックスアルバム「Blind Carbon Copy」インタビュー[11/08/25 01:12]

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★STAR GUiTAR リミックスアルバム「Blind Carbon Copy」インタビュー
アレンジャー、サウンドプロデューサーとしてBENNIE K、西野カナ、倖田來未など数多くのJ-POP楽曲の制作に携わる「SiZK」。一方、アーティスト「★STAR GUiTAR」としても2011年1月7日に1stアルバム「Carbon Copy」をリリース。豪華なゲストヴォーカルを迎えスマッシュヒットを放った。アレンジャー・サウンドプロデューサーとアーティストとしての異なる顔を持つSiZKそして★STAR GUiTAR。そもそもサウンドプロデュースやアレンジをSiZKはどう捉えているのか。そしてアーティスト★STAR GUiTARは今回なぜ「reConstruction(再構築)」というテーマの下にリミックスアルバム「Blind Carbon Copy」をリリースしたのか。これまでのキャリアを含めた★STAR GUiTARの全てがわかる?大ボリュームのインタビューです。
INMUSIC
いつもクラブでばかりお会いしている★STAR GUiTARさんなので、ちょっと不思議な感じですがよろしくお願いします。
★STAR GUiTAR
はい(笑)
INMUSIC
まず、★STAR GUiTARさんのこれまでの経歴を伺いたいんですが、初めて買ったCDとかって覚えてますか。
★STAR GUiTAR
初めて買ったCDですか?...ロマンスの神様(広瀬香美)?
INMUSIC
広瀬香美さんが好きだったとか?
★STAR GUiTAR
理由はわからないけど親にねだった記憶があります。で、まさかの今、広瀬香美さんが所属してる事務所にお世話になってるんですよ。
INMUSIC
インタビューの初めから意外な話で(笑)★STAR GUiTARさんは音楽が好きになったのはいつごろからなんですか?
★STAR GUiTAR
最初にハマったっていうのはglobeかな?中1か中2ぐらいがglobeのデビューだったんですけど、初めて同じアーティストを何枚も買うって行為をしました。
INMUSIC
では、自分で音楽をやり始めようと思ったきっかけは?
★STAR GUiTAR
きっかけはもう小室さんですね。globeから遡ってTRF に行って、そこからTM NETWORK 。最初はTM NETWORKとは知らなくて...シティーハンターの再放送を夕方にやっててその音楽がカッコイイと思ってたらTM NETWORKだったんです。
INMUSIC
Get Wild 」とかですかね?
★STAR GUiTAR
そうですね。で、それから自分の中で小室さんが憧れの人になって自分でも「音楽やりたい」って。
INMUSIC
実際に始めたのっていつごろですか?
★STAR GUiTAR
始めたのは中3ぐらいですかね。親に「次のテスト50位上げたら小室さんプロデュースのシンセを買ってくれ!」みたいな。
INMUSIC
ちなみにそのシンセは?
★STAR GUiTAR
「EOS」って小室さん好きならみんな知ってるシンセです。それは二十歳ぐらいまで使ってましたね。最初はよくわかんなかったのでぐちゃぐちゃしたものを作ってました。今となってはどうにも聴けないような(笑)
INMUSIC
誰かのをコピーするというよりは自分で作る方向だったんですか?
★STAR GUiTAR
そうですね。オリジナルから作り始めてました。
INMUSIC
どんな雰囲気のものだったんでしょう?
★STAR GUiTAR
自分が歌えなかったんでインストを作らざるを得なくて...なんて表現したらいいかわからないですね(笑)最初の頃のは。
INMUSIC
例えばTMNっぽいものだったりとか?
★STAR GUiTAR
いや、小室さんが好きになってから聴く音楽はどんどん派生して、Prodigy とかに飛んでってたりするんです。近所のレンタルCD屋さんが異常にそういうのに強いお店で。Prodigyの「Fat of the Land 」がすごく好きだったり、あとケミカル・ブラザーズ の初期の頃とか。それで「ビッグ・ビートを作りたい」とか思ってたんですけど、どう作ったらいいか分からなくて...。で、たどり着いたのがなぜかエニグマで、ヒーリングっぽい民族的なインストとかを作ってました。
INMUSIC
では、一番最初に仕事として楽曲制作に携わったのは?
★STAR GUiTAR
山本領平 さんの3rdシングル「Set Free 」が最初です。発売したのが僕が21歳の時かな?作ってたのは20歳ぐらいのころだと思います。「トラック募集のコンペがある」って話を聞いて。その頃Artful Dodger とかMj Cole とか2ステップがすごく流行ってたのでそれをやりたいって話になって、何個か作って提出したら「面白いんじゃない?」って感じになりましたね。
INMUSIC
で、お仕事として音楽を始めたのが21歳ごろということで、それ以降はどんな感じだったんでしょうか?
★STAR GUiTAR
基本的にはトラックメーカーとしての仕事が多かったのかな? Ryoheiさんのあとはハーツデイルズ で初めてメロディを書いて、そこからBENNIE K に流れてみたいな...。タイミングが良かったのか、人から人につながって仕事が広がっていった感じですね。
INMUSIC
今出たBENNIE Kの話をしてもいいですか?
★STAR GUiTAR
どうぞどうぞ(笑)
INMUSIC
昔からBENNIE Kの「モノクローム 」という曲が大好きで、それを手がけられたのが★STAR GUiTARさんと聞いた時は本当にびっくりしました。
★STAR GUiTAR
あの形になるまでにすごいパターン作りましたね。
INMUSIC
「モノクローム」はどういう経緯でお話が来たんでしょうか。
★STAR GUiTAR
BENNIE Kとは「モノクローム」の前にも一緒にやってて、二人がまた僕とやりたいって言ってくれたので...。
INMUSIC
なるほど。あの「モノクローム」って曲はBENNIE Kのそれまでの作品とは少し雰囲気の違いますよね。
★STAR GUiTAR
異質ですね。ドラムが生だったり...。
INMUSIC
その辺りは意図的なものだったんでしょうか?
★STAR GUiTAR
その当時「生感(なまかん)」を増やしたいってことは言っていたので、じゃあそういう音にしようって話はしましたね。
INMUSIC
「モノクローム」はもう全部好きなんですよね。歌詞とかも...。
★STAR GUiTAR
あの歌詞すごくいいですよね。
INMUSIC
最終的に何も解決してないけど、それでも前に進んでいかなきゃいけないって言うのがすごくリアリティあって。それを歌ってる二人の世代にも合ってて...。
★STAR GUiTAR
あの曲ができた時、YUKIちゃんに「これ10年前の自分に聴かせたい」って言ったのを覚えてます。
INMUSIC
ここでちょっと話題を変えて楽曲制作に関する話を聞きたいんですが、楽曲制作する時にまず作詞家作曲家がいて、その他にアレンジやプロデュースという人がいますよね。作詞作曲に関してはどんな作業か分かりやすいんですが、アレンジやプロデュースとなると急に何をしている人なのかが分からなくなる所があるんですが、★STAR GUiTARさんはアレンジやプロデュースという作業をどんな風に捉えて制作をされてるんでしょうか。
★STAR GUiTAR
えーと、まずプロデュースって言うのは僕は違うんですよね。僕がやるのは「サウンドプロデュース」で、サウンドプロデュースはアレンジの枠の中に入ることだと思うんですけど、正直作詞作曲と感覚的にはあまり違わないですね。僕の場合、自分のトラックがあった上でアーティストさんがメロディを上に乗せたりするパターンが多いので編曲が最後ってパターンが少ないんですね。
INMUSIC
なるほど。
★STAR GUiTAR
むしろ最初に編曲があるみたいな感じでそれに作詞作曲が加わった上で修正をしていくみたいな。「この歌詞だから曲の雰囲気も違うんじゃないか」とか「このメロディだったらコード進行変えた方がいいんじゃないか」とか。そういうやり方なので分業と言うよりはごちゃまぜ?な感じなんです。
INMUSIC
SiZKさんのストックの中にあるトラックありきで制作が始まる、と。
★STAR GUiTAR
そのパターンが一番多いです。もちろん純粋な編曲もあるんですけど、自分の仕事の中ではトラックが最初にあっての作業が一番多いですね。
INMUSIC
トラックから新たに作る場合もあるんでしょうか。
★STAR GUiTAR
「こんなトラックが欲しい」って言われる場合もあります。それを渡してからアーティストさんと作り上げていく...BENNIE Kはそのパターンで「モノクローム」は「生感」という話があったので最終的には実際に僕が弾いたものってほとんどなかったりしましたね。
INMUSIC
そういう仕事の仕方はあくまでSiZKさんのパターンっていう理解で良いんでしょうか?
★STAR GUiTAR
そうですね。また他の人だとやり方も違うと思います。
INMUSIC
音楽を好きで聴いている人たちの中でもアレンジという仕事がよく分からないって多いんじゃないかと思ったのでこんな話をさせてもらったんですが、音楽を色々聴いたりや楽曲制作のことを調べていていると曲の印象のほとんどを決定しているのはアレンジなんじゃないか?って思うようになってきたんですが...。
★STAR GUiTAR
確かにジャンル感とかはアレンジで決まりますね。
INMUSIC
あとアレンジやサウンドプロデュースをされる方ってどこかに客観的な視点をどこかに持ってるような気がするんですが。その時々の流行りやよく聴かれる曲とか。
★STAR GUiTAR
アレンジは時代感が一番出るからそれは意識しますね。今だからこそ古いことをやってダサかっこいい方に持っていくのか、最先端のことをやってカッコイイ方向に持っていくのか、色々アプローチの仕方は考えます。
INMUSIC
となるとアレンジャーSiZKとしての視点とアーティスト★STAR GUiTARとしての音楽の見方は分かれてたりするんですか?
★STAR GUiTAR
SiZKと★STAR GUiTARでは全く違いますね。限りなく別人なのかもしれない。
INMUSIC
自分でその境目がおかしくなったりしないですか?
★STAR GUiTAR
なりますよ(笑)いきなり切り替えなきゃいけない時は特に。「明日からSiZKです、次の日は★STAR GUiTARです」みたいな切り替え方はできないです。もちろん根本の部分ではつながってて色々なジャンル感を★STAR GUiTARでも取り入れたかったり、★STAR GUiTARのダンスミュージック感をSiZKの仕事でも活かしたいってのはあるんですけど、表面的には切り替えないとぐちゃぐちゃになっちゃう。
INMUSIC
例えばアーティスト★STAR GUiTARをアレンジャーSiZKが客観的に捉えたりすることってあるんですか?
★STAR GUiTAR
これが他人にはできるんですけど、自分だと全くできないんですよね。
INMUSIC
そうなんですか。
★STAR GUiTAR
自分でやってるとどんどん客観性がなくなってしまうので、周りの人にはすごく助けられてます。他のアーティストさんの場合だとできるんですけど自分だと全然できないんですよね。
INMUSIC
では、別のアーティストのアレンジやサウンドプロデュースをする上で気をつけていることとかはあったりしますか。
★STAR GUiTAR
まず相手が何をしたいかについてできるだけ話を聞きます。その上での提案ですね。僕が「こうしたいんだよ」というのではなく「何がしたいか」によって僕ができることを提案するというか。僕がやったことないことを提案してくれと言われれば僕にとって冒険や勉強にもなりますし面白い作業になりますね。
INMUSIC
ではそろそろ今回のアルバム「Blind Carbon Copy 」について話を聞きたいんですが。...とにかくびっくりしました。まさか★STAR GUiTARさんがこういうアルバムを作ってリリースするってイメージが全くなかったので。そもそも何故今回のようなアルバムを作ろうと思ったのかというところからお話を聞きたいんですが。
★STAR GUiTAR
本当のこと言うと作る予定はなかったんです。
INMUSIC
そうなんですか?
★STAR GUiTAR
Carbon Copy 」を作る時にシングルリリースした「Mirai Real」「Brain function」「tonight」。そのシングルに対してのフロアエディットは作ってたんですけどそれが続くものとは思ってなくて。ただ作れば作るほど評判が良かったんです。他にも自分のDJ用のエディットとしていくつか作ってたんですけど、先に出したのがあまりにも評判が良かったんで「これ全部いけるんじゃない?」って話になったところからなんですね。
INMUSIC
前作の「Carbon Copy」とは完全に道を違えた印象があったんですが...。「Carbon Copy」は比較的ポップだった反面、「Blind Carbon Copy」はクラブシーンやテクノシーンにひたすらマッチさせたと言うか。
★STAR GUiTAR
より自由になったんですかね。僕が(笑)
INMUSIC
そうかもしれないです。今回のアルバムのような音楽性が★STAR GUiTARさんの背景にあることはわかるんですが、★STAR GUiTARあるいはSiZKとしてこれまで手がけられてた楽曲にはポップな印象があったんで、まさか作品としてクラブシーンに寄せたものをリリースするとは思ってなかったです。
★STAR GUiTAR
ある意味、僕の「素」ですからね。
INMUSIC
で、最初に聴いた時はただただびっくりして、思わずあつかましいぐらいの感想を衝動的にtwitterに書きまくってしまったんですけど。
★STAR GUiTAR
ありがとうございます。あれは本当に嬉しかったです。
INMUSIC
それぐらい僕の中のイメージを全く壊された感じのアルバムだったんですが、★STAR GUiTARさんとしては先ほど仰ったように元々あった部分を今回表に出したということなんでしょうか。
★STAR GUiTAR
それに近いと思います。DJをやっている時の現場感や自分の中での流行りが表に出たというか。あと「reConstruction」って題した曲はエレクトロニカやテクノっぽいこともやってますけど、それは自分のルーツに近いところですね。
INMUSIC
なるほど。では今回そういった作品を作る際に「誰」とか「どのシーン」に向けて、という意識ってあったりしたんですか?
★STAR GUiTAR
あるにはあるんですけど、今回のアルバムは「CC(Carbon Copy)」に対しての「BCC(Blind Carbon Copy)」ってメールにちなんだパロディなんですけど、CCは見えるけどBCCは見えないじゃないですか。なのでちょっと自分のわがままを出そうっていうのがまず大前提なんですね。おかしな言い方かもしれないですけど「誰かに向けて」というよりは「自分がまず聴きたい」「自分はこれが気持ちいいと思ってます」というところを出したというか。「Blind Carbon Copy」に関してはそこが作り始めた時の一番にありますね。
INMUSIC
出来上がってみての印象はいかがですか?
★STAR GUiTAR
満足いく仕上がりになりました。あとこれまで僕が聴いてきた他の人のリミックスアルバムはただ曲が並んでるだけっていう印象が強かったんですね。で、せっかく自分でリミックスアルバムを作るのであればそういう風にはしたくない。自分が出したアルバムのリミックスだけど、それを聴かなかったとしても1枚の作品として聴けるようなアルバムにしたい、というのは考えましたね。
INMUSIC
リリースしてみてのリアクションはどうでしたか?
★STAR GUiTAR
思った以上に良くてびっくりしてます。
INMUSIC
もしかしたら今まで★STAR GUiTARさんの曲を楽しんできたリスナーの層とは違うんじゃないか?とも思ったんですが。
★STAR GUiTAR
今まで聴いてくれてた人+αっていう感じになてくれてるのかな?っていう。
INMUSIC
それはいいですね。
★STAR GUiTAR
一番いい形かもしれないです。
INMUSIC
今回はリミックスアルバムということになってますが、実は僕自身が「リミックス」という楽曲に若干懐疑的だった所がありまして...。結局リミックスはオリジナルを超えることってできないんじゃないか?超えてしまったらそっちがオリジナルじゃないか?って。
★STAR GUiTAR
はいはい。
INMUSIC
そう言う風に考えた場合、リミックスが作られる意味や目的ってなんだろう?とか思ってしまうんです。★STAR GUiTARさんはリミックスという楽曲をどういう風に考えてますか?
★STAR GUiTAR
オリジナルはその時点で最高のものな訳じゃないですか。それはそうだと思うんですよ。だから「超える」とかではなくて、リミックスは裏側を見ただけというか。これはこれでまた別の最高のもの。違うアプローチだったり、見え方の角度が違うだけで同じものではあるから、どっちが上とか勝ち負けという感じでもないと思うし。「新鮮さ」やこういう聴こえ方もできるんだよという提案みたいな解釈をしてるんですが、僕は。
INMUSIC
なるほど。僕自身は今言ったみたいにリミックスに対して少し懐疑的なところがあったので、★STAR GUiTARさんが「リミックスアルバムを作る」って聞いたときには正直多少の疑問もあったりしたんですね。それは純粋に「どういうものを作られるんだろう?」という思いでもあったり。で、実際に聴いてみたらすごいものが出来上がってて...フロアエディットの方は現場でも聴いたりもしてたんですが「reConstruction」がついたタイトルの方は全くの別物、というかイントロだけ聴いてもまず何の曲だか分からない(笑)
★STAR GUiTAR
(笑)まあ違う曲に聴こえますよね。
INMUSIC
しばらく聴いてようやく「ああこの曲か」って分かるみたいな。よくここまで手を入れられたな、と。正に「再構築(reConstruction)」って言葉がぴったりだと思うんですけど。
★STAR GUiTAR
僕にとっては「再構築」という作業自体が日常なんですね。オリジナルを作る時点で何パターンも作っているのでそれの延長というか。オリジナルの「Carbon Copy」の中でも何回かreConstructionされてるものもあるので。例えば「Flash」とかは元の形に戻ったんです。だから自分の中では再構築されたものも最初からあるものというか。
INMUSIC
と言うことは「Carbon Copy」の楽曲をバラバラにして...と言うのではないんですね。
★STAR GUiTAR
元のバージョンの中の一つをアップデートしたものもあるし「Flash」みたいに前のバージョンを聴いてみたら「これはもう一回やり直したらもっといいのイケるかな?」と思ってそこからアップデートさせたのもありますし。
INMUSIC
そういう制作方法自体も★STAR GUiTARさんオリジナルだったりするんでしょうか?
★STAR GUiTAR
他の人でもあると思うんですけど...。僕の場合はボーカル入れるとだいぶ変えるんですよ。ボーカルを入れてみて「これが足らないかな?」とか「ボーカルがこうだからこれ入れたいな」とか「根本的に変えようかな?」みたいな(笑)そうなってくるとその時点でリミックスの作業みたいになっちゃってるので。
INMUSIC
じゃあ前回の「Carbon Copy」で出ていなかったバージョンが「Blind Carbon Copy」で今回表に出てきたっていう。
★STAR GUiTAR
そうですね。「All night long」とかはホントは4〜5バージョンあるのかな?...そもそもダブステップじゃなかったですからね。最初のはiTunesのボーナストラックに入ってた四つ打ちバージョンだったんです。でも実際アルバムとして並べた時にこのまま聴くとつまんないかなって思って、もうちょっと早いのか遅いのか違うリズムの感覚が欲しいなってなって...。その時点で他の曲は全部あったんですけど勝手に別の作って「こっちに変えさせてくれ」って(笑)
INMUSIC
今回はリミックスを他の方にもお願いしてますが、それはどういう経緯で依頼されたんでしょうか。
★STAR GUiTAR
アクセントになるかなと思ったんですね。僕以外の人が入ることによって。流れを変えるというか刺激になるというか。それが最初です。あと自分だと想像がついてしまう曲を他の人にやって欲しい、ってのがあって。「僕だったらたぶんこうするだろうな」っていうのが分かっちゃうとつまんないなって思ったので「何が来るんだろう?」っていう人に頼んだ方が面白いと思って頼んだんです。「君はスナイパー」のリミックスなんかは正にそうですね。
INMUSIC
あのリミックスが一番良く分かんなかったです!...あ、すいません(笑)最初に聴いた時に何の曲が始まったのか全く分からなくて「一体これは何が始まったんだろう??」と思って聴いてたら「ああ。君はスナイパーか」って感じで(笑)
★STAR GUiTAR
(笑)あれはびっくりしますよね。でも、あそこまで美しくて崇高的なエレクトロニカに変わってくるのは全く想像してなくて...でもだからこそのSerph さんって言うのもあるんですけど、自分だったら普通のアッパーな四つ打ちにするだろうなと思っちゃったんで、そうじゃないアプローチの作品になってよかったです。
INMUSIC
アルバムの中でのアクセントや自分が想像つかないものということでしたが、全体から逸脱してしまうような形にはなってないと思うんですけど。その辺りのバランスとかは★STAR GUiTARさんとリミックスしたアーティストさんとで詰めていった部分もあるんですか?
★STAR GUiTAR
ほとんど何も言ってないです。Kiyoshiくん(Kiyoshi Sugo 「Dance」のリミックス担当)に「5分以内に」して」って言ったぐらいかな?そしたら5分1秒になって返ってきましたけど(笑)HIEROPHANT GREEN さんにも「好きにやってくれていいです。僕元々ファンです」ぐらいしか言ってなくて。
INMUSIC
リミックスを手がけられた人たちも今回の★STAR GUiTARさんの意図を汲んでくれたのか、言葉は悪いですけど「好き放題」やってますよね。
★STAR GUiTAR
でもリミックスってアレンジとはまた意味合いが違って、リミキサーの個性が表に出るじゃないですか。それでいいと思っていて。あまりこっちから「ああして、こうして」って言うんであれば「じゃあ自分でやれよ」って話になるので。もちろんその人の作品は頼む前からある程度聴いているので。
INMUSIC
この人だったら任せて好きにやってもらって大丈夫、って?
★STAR GUiTAR
はい。この人に頼んでパンクロックになって返ってはこないだろうって(笑)
INMUSIC
なるほど(笑)では、アルバムの話はこのぐらいで。★STAR GUiTARさんの今後について聞きたいんですが、今回この「Blind Carbon Copy」を出してしまった★STAR GUiTARさんはこの先どうなっていくんでしょうか?
★STAR GUiTAR
ある意味どこにでも行けると思うんで自分ではそんなに心配してないですよ。
INMUSIC
「Brind Carbon Copy」を★STAR GUiTARさんのことをこれまで知らなかった人が聴いたら、クラブシーンにどっぷり入った人の作品なんだなって聞き方をするんじゃないかな?と思うんですけど。
★STAR GUiTAR
僕はクラブシーンからするとポップな方に入ると思うんですけど...。
INMUSIC
これまでは確かにそうかもしれないですが、このアルバムで「クラブシーン側の人」っていう評価をされるんじゃないかと。その人が出す次の作品って純粋に興味があるんですが。
★STAR GUiTAR
まあ、どっちに行ったとしてもおかしなことはしないので。自分の中でポップな方に行ったとしてもそれはいい意味での裏切りになれると思うし、今回と同じ方向だったとしてもそれはそれだと思うし...どっちでも大丈夫なような気はしてます。
INMUSIC
一つすごく聞きたかった話なんですが、この「Blind Carbon Copy」って海外の人の耳にもヒットするサウンドだと思うんですけど、海外に向けての意識とかはあるんでしょうか?
★STAR GUiTAR
それはもちろんありますし、そうなれるように頑張ります。
INMUSIC
今回の「Blind Carbon Copy」がそのきっかけになるかも?と思ったりはしますか??
★STAR GUiTAR
うーん。今回が、っていう感じではないですね。基本的に作っているものは全部そうなので。「Blind Carbon Copy」が僕の全てではないし「Carbon Copy」が僕の全てでもないし...全部で僕なので。ただ土台がきちんとありつつの振り幅は広い方がいいかな?と思ってます。だから「Carbon Copy」のようなポップサイドの曲もこれからたくさん出てくると思うし、「Blind Carbon Copy」側の曲も出てくると思います。
INMUSIC
次の音源が出てくるのはいつぐらいでしょう?半年先ぐらい?
★STAR GUiTAR
それぐらいかな?ま、僕次第ですけど(笑)
INMUSIC
ではそれが出てくるのを楽しみにしてます。
★STAR GUiTAR
もし暗かったら悩んでるんだな、行き詰まってるんだなと思ってください(笑)
INMUSIC
(笑)ありがとうございました!

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