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suzumokuインタビュー(続編)[10/07/26 18:53]

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suzumokuインタビュー(続編)

こちらではミュージシャンsuzumokuの経緯・作品について話を聞いてきました。ご覧ください!

では、そんなsuzumokuさんの作品について聞かせてもらえればと思うんですが、1st アルバム「コンセント」ですが、これはこれまで作り貯めていったものを出したって感じですか? suzumoku: そうですね。あと東京に出てきてからのカルチャーショックっていうのが非常にあって、上京した途端に一気にできあがった曲たちっていうのも結構入ってますね。

「プラグ」は東京に出てきてからの作品ですか? suzumoku: はい。東京はすごく人が多くて、東京駅なんか特にそうだなと思ったんですけど、視界の中に人があまりにも多すぎて表情とかを見ちゃうんですよね。色んな感情が実は飛び交ってるのかなって。それが精神的に高ぶったり沈んだり何ともいえない感情の起伏があった中でガーっと書いた曲なんです。自分の中では衝撃的なのができたなーと思って。

そんな曲があったと思ったら「ユーカリ」みたいな曲があったりしますが...。 suzumoku: 「ユーカリ」が実は東京に来て最初に作った曲なんですよ。東京に引っ越してきてしばらくはアルバイトをしてたんです。それで電車通勤に初めて乗ったんですけど、僕が乗った電車は西の方に行く電車だったので朝方は空いてたんです。でもちょっと後ろを向くとギュウギュウになってて。で、そういう混雑さを歌にするというよりはその逆方面に行く自分の気持ちっていうのを情景と共に歌った歌なのかなって思います。

タイトルの「ユーカリ」というのは? suzumoku: 家にあったんですよ、ユーカリの葉っぱが。当時友人とルームシェアしててその友人が持ってきたものなんですけど、噂によると空気を浄化してくれるっていう。そのイメージと朝の反対方向に行く電車内に日差しが当たってる様子と、その中にいる自分をユーカリとかけたのかなぁって、自分が世の中を浄化する訳じゃないですけど、そうありたいのかなぁって思って。

そんなアルバムが一枚目の「コンセント」ということですがアルバム自体にコンセプトはあったんですか? suzumoku: 今思うと「コンセント」も2nd アルバムの「プロペラ」も自分の世界観と言うか「僕はこう思います」「こんな世界観の持ち主ですよ」っていう自己紹介的なアルバムだったのかなぁって思いますね。作ってるときはガチっとしたコンセプトはなかったんですけど。

で、2ndアルバム「プロペラ」ですが、先ほどの話しにも出てきた「退屈な映画」はどんな風にして生まれてきたんですか? suzumoku: 作った僕が言うのも何ですけど謎ですね。名古屋にいた時に作った曲なんですけど、学校の寮で生活してまして後輩が「録音の勉強をしたいので先輩何か歌ってくれませんか?」って言われて「いいよ。せっかくだから一曲作るよ」ってできた曲なんですけど、何故あのリズムであのフレーズが出てきたのか自分でも作ってて不思議だなって思ったんですけど、その頃にフィンガーピッキングのすごいアーテイストのCDを聴いたり、小説を読み出したりしてたのが無意識レベルで曲に表れたのかなぁって。

「コンセント」「プロペラ」共にインストの曲を1曲ずつ入れてますよね。あれにはどんな意図があったんですか? suzumoku: ギターのインストにも結構ハマってて、アルバムに入ってる曲はジャック・ストッツェムっていう人の曲なんですけど、先輩が教えてくれたんですよ。しかもそれを弾いて見せてくれて「すごい!」って思ってたら楽譜をさし出されて「これあげるから練習してみて」って言われて、そしたらすごい負けた気分になって「絶対弾けるようになろう!」と思って弾いてるうちにそのアーティストの曲も好きになったんですね。押尾コータローさんの曲は割と変則チューニングで変わった音を出す曲が多いんですけど、ジャック・ストッツェムの曲はほとんどレギュラーチューニングで。それであれだけの音を駆使してるって言うのが感動的で、それを知ってアクセントとして一曲だけ入れてもいいんじゃないかな?って。

で、その後に「pe'zmoku大作戦」を出されましたがPE'Zとのコラボでやったということ以外に、このアルバム前後でsuzumokuさん自身の作品も大きく変わったような印象を受けたんですが。 suzumoku: 「コンセント」「プロペラ」の曲って割と指弾きの曲が多いんですよね。それって自分の中で定着してたスタイルだと思うんです。だけどpe'zmokuでは逆にガンガンかき鳴らすタイプの曲が増えて、バンドでライブをするというのも初めてで「音楽は一人でやるもんじゃない」って言うのを痛感した期間だったなぁって思いましたね。で、ギターを抱えてかき鳴らして大声で歌うって言うのは自分にとっても実は原点だったなぁって言う思いが蘇ってきて、その後に出した3rdソロアルバム「素晴らしい世界」にはストロークの曲が入ってたり、歌詞の言葉もストレートなものが増えたりとか、「コンセント」「プロペラ」で止めていた自分の世界観がバッと開けた。そう言う意識になれたのは変わった点なのかな?って思いますね。

少し話しづらいことかとは思いますがpe'zmokuでのツアー直前に中止になってしまう出来事があったかと思うんですが、その後にファンの方がとても温かい言葉を寄せてくれたっていうのはいかがでしたか? suzumoku: そうですね。結局全部自分で背負おうとしてたんだなと思うんですよね。「一人でやっているわけじゃない」って言うのは分かってるんですけど、抱え込むクセって言うのが昔からあったんじゃないかな、と。それが精神的なところに来てしまったのかもしれないですけど、その後ファンの方々からの言葉やメッセージを読んで、本当にあってはならないことだったんですけども、それがあって本当に心から「俺はひとりじゃない」って思えて、そこから毎日をもっと大事にしよう、見守ってくれた方々への恩返しするために絶対ギターは手放すもんか、という気持ちにもなれましたね。

それを経てできたのが3rdアルバムの「素晴らしい世界」。個人的に「ストリートミュージシャン」という曲がとても好きで、聴いてるとsuzumokuさんがストリートでやってきたことがそのまま描かれてるような気がするんですが。 suzumoku: はい。先ほどの件で自分の原点を見つめ直す機会があったりして「そう言えばやり始めたころってどんな感じだったんだろうな」って思い返して...。たぶん当時はストリートミュージシャンの歌詞にあるようなことは思ってなくて、ただ純粋に好きで歌ってたんだろうなって思うんですけど、その当時の自分を今の自分が見てるっていう視点で、歌詞の言葉も「僕」ではなく「僕ら」で、ホントに仲間と一緒にやってたっていう所も思い出して当時に帰るような気持ちで書けたなって思いますね。

で、この6月にシングル「アイス缶珈琲」がリリースされたんですが、これは予めテーマがあったんでしょうか。 suzumoku: テーマというか基本的に僕の経験を元に書くことが多いので、実際にこの曲のようなことがあったんですよね。 

それはいつ頃? suzumoku: ギター工場を辞めてから別の職場とか東京でのアルバイトしてた時ですかね。仕事をして慣れてきてちょっとした心のすき間に甘えてしまうというか、「何やってんのかな」と思うことがあったんですけど、思ったことや感じたことを曲に還元するクセがあるのか、最初に原型となる曲はあったんですよ。ただそれだけだとすごく切ない曲になっちゃうなぁって思ってて。で、ふとした時に普段飲んでる缶コーヒーを曲の中のキーワード的に扱っていったら面白いのかなって。それから歌詞を見直しながら作っていったって感じですね。

この曲を作ってる時のエピソードとかありましたか? suzumoku: 原曲がスリーフィンガーのフォーキーな曲だったんですね。ポロポロ鳴らして歌うような。それが「アイス缶珈琲」をキーワードにしたことで、すごくおおらかな曲になったんですよ。あまり大きく変わると曲自体が別物に思えたりもするんですけど、今回は逆にその方がしっくりきました。歌詞だけ見るとこの主人公はすごく辛そうだなって思えるんですけど、そこに今のメロディが乗っかると周りの景色がバッと見えてきて、その中で普通に外を歩いてる自分がいて、登場人物の主人公がいる、みたいな。曲を聴くときには主人公を自分に置き換えてもいいし、逆にその主人公を傍から見ているような感覚でも聴けるんじゃないかなと思います。「こんなに空が晴れてるのに、こんな気持ち」みたいな独特の対比みたいのが作れたかなって思いますね。

ありがとうございました。最後にファンの方へメッセージをお願いします。 suzumoku: 9月ぐらいに新曲が出せればいいなって思っているので応援よろしくお願いします!

▼ リリース情報
9月中旬 2nd Single発売予定

▼ 関連サイト
suzumokuオフィシャルサイト
http://www.worldapart.co.jp/suzumoku/

suzumokuのリリース情報

B003JB5502アイス缶珈琲
suzumoku
apart.RECORDS 2010-06-02

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